新潟の町 古老百話


「にいがたなじらねっと」の原点とも言えます。
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昭和49年12月1日発行

著 者   
沢村 洋   
発行人   
平山 敏雄  
発行所   
新潟日報事業社
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t-nouchiの一押し!
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<この本に出会えてよかった>

 この本は私にとって
バイブルでもあります。
 当初「にいがたなじらねっと」を始めた時、下町神社寺院
名所等を、個人的な思い出なんかを加えながら紹介していましたが、
それらの
歴史的背景とかを調べる為に資料を探していたところ、
自分の家の本棚で見つけたのがこの本でした。

 
昭和49年に新潟日報事業社さんから発行された
新潟の町 古老百話」は、著者の沢村洋さん
昭和の40年代に、数年かけて当時の
古老の方々から
聞いた昔話をまとめたもの
で、この本の前身

沼垂物語(昭和42年)」
栗の木川(昭和43年)」
山の下変遷考(昭和44年)」
新潟の下町(昭和47年)」
という四つの冊子に
新潟の上・中方面の資料を加えて一冊にしたのが
新潟の町 古老百話」なんだそうです。

 内容は大きく分けて
「西新潟、
上・中方面
「西新潟、
下町方面
沼垂
山の下
の四部構成であり、
関屋の昔、昔の新潟、明治大正の頃の新潟、
魚市場、有馬の湯、沼垂上町、流作場、蒲原神社、山の下、
「なじらねっと」でもお馴染みの
下町の各神社、寺院、水戸教、税関等々の名所の明治・大正の様子を
沢村さんが古老の方々から聞き集めたものが書かれています。
実は私の実家の名前も出てたりして、、、


 他にも新潟の上・中・下町の
小路名町名の由来が書かれていていたり、
資料として
江戸、明治、大正時代地図が添えられていたりと、
充実の一冊なんですよね。


 今、手にしている本は私の親父が買ったものなんですが、
現在は発売されていません。
(ううっ!残念ですねぇ。
覆刻しませんか?日報さん!)
その後、古本屋さんで二冊ほど見掛けましたけれど、
図書館の
郷土史のコーナーでも読む事は出来るので
興味のある方はどうぞ〜。
「にいがたなじらねっと」超オススメの一冊です。


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<付記>

「新潟の町 古老百話」
あれこれ




新潟の下町」は昭和47年、
新潟日報で「
新潟の下町から
と言う題名で連載されたそうです。
その時の
記事のスクラップブックを
図書館でコピーさせてもらったのがこれ↑

「雑話」に載ってない写真もあったりして
面白いっす。



写真左側の本は
昭和47年、新潟日報事業社より発行された
↑写真集「
新潟のまち明治・大正・昭和

 昭和53年、上記写真集を改版するにあたって
新潟のまち古老百話」の内容を加えて発行された
画像右側の本「
新潟の街 歴史散歩」↑
沢村 洋さん著 これも面白い本です。
古本屋さんで発見。おすすめ!



「新潟の町 古老百話」の前身、
四つの冊子の一つ
「山の下変遷考(昭和44年)」
新潟市立沼垂図書館 発行
原稿手書き、ガリ版刷りの凄い本。
古本屋さんで発見。
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www.najiranet.com
2000
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